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自粛解除後の山行について

自粛解除後の山行について

2020年6月10日
2020年7月更新

新型コロナの影響で、皆さんも大変な思いをされていることと思います。 登山も運動も思うようにできなず、身体も心もつらいこととお察しします。
私も、正直に言いますと、この2か月間全く仕事がありません…致し方ないのですが。

東京アラートも発令中ですので予断を許さない状況ですが、6/19以降全国での移動が容認される方向とのことです。
登山・クライミングの再開に向けて、以下の内容に注意して山行を実施していきたいと考えています。

『今後の山行の際の方針』

  1. 体調が悪い時は絶対に山(クライミングジム)に行かない。
  2. 山小屋・テント場の営業確認、事前予約をします。日帰りの場合はその山域が受け入れてくれるのかの確認。(ジムの対処方針の確認)
  3. 十分に難度を落とした登山計画にする。
  4. 混雑を回避する登山計画にする。(クライミングジムの場合は混雑時を避ける)
  5. 感染予防グッツ必ず携行する(消毒液、体温計、マスク、シュラフ、使い捨て手袋、密閉袋を用意する)(クライミングジムには消毒液があるので、マスクとタオルを持参する)
  6. 実施人数は、クライミングは4名、登山は5名までにする。

※内容は各方面の情報により、随時バージョンアップしていきます

まだまだ注意が必要な状況は続きますが、今から少しずつ準備しませんか?

少し長くなりますが、以下の内容をご紹介しています。
『ランナウト』でリハビリクライミング
『日和田の岩場』で外岩再スタート
【参考-自粛解除と登山・クライミング関連情報】
【参考-自治体の情報など】

※掲載している内容は、2020年6月10日現在の情報です。最新の情報はご案内している各サイトをご確認ください。

『ランナウト』でリハビリクライミング

ランナウトの室外壁

東京都では緊急事態が解除されて、施設などの休業要請もステップ2まで緩和されました。
それに伴い、ランナウトも営業が6月1日から再開しています。私も早速登りに行きましたが、久しぶりにクライミングが出来るのはとても楽しいものでした。

ジムでも三密を避けるよう営業されていますが、より良いアイデアの一つに、ランナウトでは屋外にあるボードが使えます。
風が通りますし、少しですが緑も見えます。
クライミングを通して身体を動かすのは、心の健康にも良い効果があるでしょう。
冬に向けて、アイスクライミングのトレーニングも行えます!

クライミングの後は、ビールも美味しくなりますし、私はいつでも行きますよ〜。

『日和田の岩場』で外岩再スタート

日和田

日和田でのクライミングも、三密を避けるために「遅く集合して早めに帰る」など注意しながら 実施できたらと思っています。
参加ご希望の方はご連絡ください。

ご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください!

【参考-自粛解除と登山・クライミング関連情報】

参考まで、2020年6月10日現在の「自粛解除と登山・クライミング」に関する情報を抜粋してご案内いたします。
スクールの山行の際は、目的の山域の自治体の要請などに沿って実施いたします。

■日本山岳・スポーツクライミング協会

登山医科学委員会
2020.06.11
登山再開に向けてのガイドライン
【更新 7/13】※6/11に掲載されましたので追加しました

A. 登山計画とアプローチ

  1. 長期間の登山自粛により予想以上に体力が低下しているかもしれません。歩行時間の短いハイキング、里山の登山など負担の少ない活動から始め、自分の体力を確認するようにしましょう。
  2. 山域を管轄する自治体の移動制限等の情報及び登山口までの公共交通機関の運行状況を事前に確認しましょう。COVID-19感染拡大に伴い公共交通機関の運行が中止になっていることがあります。また、公共交通機関が混雑する際には感染のリスクが高まります。自家用車の乗り入れが可能であれば自家用車でのアプローチも考慮しましょう。
  3. 自家用車の際には車内は「3密」になりやすいので登山仲間との乗り合いは最小限にしましょう。移動中にはマスク着用、窓を開ける等の換気、トイレなどで共有設備を触れる前後には手指消毒を心がけましょう。
  4. 山小屋やテント場を利用する際には事前に管理者に連絡し、運営状況を確認しましょう。通常営業とは異なり、閉鎖していることがあります。小屋を予約する際には、感染拡大防止のためのルールがあるのか確認してください。

B. 登山前の体調管理

  1. COVID-19の潜伏期は1〜14日間であり、暴露から5日程度で発症することが多いとされています。症状としては発熱、呼吸器症状、頭痛、倦怠感がみられます。そして、症状からCOVID-19と感冒を区別することは困難です。
  2. 以下に該当する方は登山を避けましょう。自分の体調の異常に早く気付くために、日頃からご自身の体温測定、健康チェックをするようにしましょう。
    • 平熱を超える発熱
    • 咳(せき)、のどの痛みなど風邪の症状
    • だるさ(倦怠感)、息苦しさ(呼吸困難)
    • 嗅覚や味覚の異常
    • 体が重く感じる、疲れやすい等
    • 感染症陽性とされた者との濃厚接触がある場合
    • 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
    • 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航歴又は当該在住者との濃厚接触がある場合

C. 登山メンバー

  1. メンバー数は登山道や休憩場所で密集・密接を避けるために少人数を推奨します。フィジカルディスタンスは2m以上、余裕のある間隔を保ちましょう。
  2. リーダーを決めましょう。
  3. リーダーはメンバーがB-2のア〜クに該当しないことを行動前に確認しましょう。
  4. 単独行の際には自身の体調に異変を感じた時には登山継続を断念し下山してください。

D. 登山中の感染防止・体調管理

  1. 行動中は周囲の人と2m以上を空けること。運動強度が強い場合は吐く息が激しくなるため、より一層距離 を空ける必要があります。ただし、登山道のカーブなどでお互いに見えなくなるような場所では必ず後続者を目視してから先に進んでください。
  2. マスクは周囲の人に感染させないために状況に応じて着用しましょう。会話する際には必要ですが、行動中に息苦しさや暑さを感じる際には外しましょう。
  3. できるたけ、マスクを着用したまま行動できるレベルの登山を心がけてください。
  4. 飲食時には 周囲の人となるべく距離をとって、対面を避け同じ方向を向いて、会話は控えめにすること。飲み物の回し飲み、食べ物の授受・共有はやめましょう。個包装のものなど、素手で触れずに食べられる行動食は衛生的です。
  5. 山では石鹸による手洗いが難しいためアルコール消毒液を持参し以下の際に使用しましょう。
    • 共有部分に触れた後
    • 食事の前
    • トイレの後
    • 小屋への出入り時
  6. リーダーは行動中の全員の体調に注意し、体調不良のメンバーが出た際にはCOVID-19感染症を念頭において手当てしましょう。特に発熱や呼吸器症状がみられる時には速やかに下山してください。その際にはメンバー全員で行動し、傷病者に接触するメンバーはマスクと手袋を着用しましょう。
  7. 具合の悪い登山者に出会った際にもマスクや使い捨て手袋を着用し、できれば2m距離を空けて声をかけ、必要と判断されれば救助を要請しましょう。
  8. 救助活動では救助する側もCOVID-19感染対策が必要となりますので、自力下山可能であれば救助要請は控えていただきたいと思います。ただし、コースタイムの2倍程度まで時間を要する場合は、救助要請も止むを得ないと考えます。

E. 感染防止のための装備

  1. 日帰り
    マスク(予備も)、アルコール消毒液※、クロス(消毒剤含侵用)、体温計(接触型)、使い捨て手袋(予備も)、密閉(ジップロック付)ビニール袋、ゴミ袋、携帯トイレ
    ※手指消毒には60%以上、モノ表面消毒には70%以上が推奨されています。
  2. 小屋宿泊
    寝袋(小屋に毛布がある際にも持参)、マスク(多めに)
そのほか発症者が出た際に便利なもの
予備食、コンロ、ツエルト、経口補水液粉末、ココヘリ、携帯電話予備バッテリー

JMSCA クライミング普及委員会
2020.06.01
岩場でのクライミング再開に関するガイドライン

  • 国、地方自治体、スポーツ庁、日本スポーツ協会等のガイドラインやルールを遵守しましょう。
  • その岩場に独自のルールがある場合にはそのルールを遵守しましょう。
  • 発熱、咳、倦怠感、息苦しさ、味覚・臭覚の異常等の症状がある、家族に感染症陽性とされた人がいる等、自らが感染している可能性がある場合には、クライミングを見合わせましょう。
  • 三密(密閉、密集、密接)をできるだけ避けましょう。
  • 移動中、クライミング中にかかわらず、事故を起こさないように注意しましょう(感染者が事故を起こせば、救急隊や医療関係者に感染拡大のリスクがあるため)。
  • 岩場への移動(アフ゜ローチ含む)に関する注意
    • 移動中の三密に留意しましょう。
    • 移動中はマスクを着用しましょう。
    • 地元住民とは距離を保ちましょう。
    • 定められた駐車場以外は利用しないようにしましょう。
  • 岩場での行動に関する注意(三密のうち密集、密接に注意)
    • 岩場で密集・密接のおそれがある場合には、マスクを着用しましょう。
    • ローフ゜をはじめとするギア等は持参し、共有しないようにしましょう。
    • パーティーは4 名以下を原則的単位とし、パーティー内でも距離を保ちましょう。
    • 他パーティーと距離を保ちましょう。
    • 用便の場所・方法に注意しましょう。
    • 全てのゴミはビニール袋に密閉して持ち帰りましょう。

■東京都山岳連盟

2020-05-27
5月25日付け、山岳四団体声明ならびに奥多摩町の都内からの来町自粛解除について

5月25日付け、山岳四団体声明ならびに奥多摩町の都内からの来町自粛解除について 緊急事態宣言が解除され、以下の声明、呼びかけが出されています。
山岳四団体の登山者への呼びかけ
https://www.jma-sangaku.or.jp/information/detail.php?res_id=1590528188-568951
奥多摩町の声明
http://www.town.okutama.tokyo.jp/kurashi/bosai/corona.html

また引き続き、都道府県間の不要不急の移動は以下の自粛目安が示されています。
5月末まで
 都道府県をまたぐ移動は自粛を要請。
6月1日以降
 5月25日解除の首都圏4都県(東京、神奈川、千葉、埼玉)と北海道以外の移動は原則的に緩和
6月19日以降
 全国で容認。
登山、クライミングの再開にあたっては、お住いの都道府県の要請緩和のロードマップ、 各登山、クライミングエリア、関係自治体のアナウンスはじめ情報収集に努めることが望まれます。
また、山小屋、クライミングジム、ガイドの方を始め、これまでにない厳しい状況に直面するなかで、感染予防に努める動きとなっています。
登山、クライミングにかかわる様々な立場の皆さま、 それぞれを尊重し、助け、支えあう気持ちを大切に感染予防に努めてまいりましょう。

■山岳四団体(公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、公益社団法人 日本山岳会、公益社団法人 日本山岳ガイド協会)

2020.05.27
<山岳四団体声明>政府の緊急事態宣言全面解除を受けて 山岳スポーツ愛好者の皆様へ 令和2年5月25日〜抜粋〜

「自粛」要請解除後の登山・スポーツクライミング活動ガイドライン
感染させない、感染しないために

  1. 近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山から始めましょう。
  2. 体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は止めましょう。入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、収容先地元医療機関に多大の迷惑を及ぼします。
  3. 登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。)
  4. 自粛期間中、季節や地震による山容の変化、登山道の荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。十分な登山ルートの下調べと地図、コンパスの持参、登山届けは必ず提出し、家族にも残しましょう。
  5. 登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。
  6. 登山、クライミングジムでのソーシャルディスタンシングを守りましょう。 一般的には2メートル前後ですが、登山中の場合は、さらに距離が必要と言われています。また、クライミングジムでは建屋構造、利用人数等で制限がありますので、ジムの指針に従って行動してください。 咥えロープ、滑り止めなどもジムの方針に従ってください。
  7. 登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください。食材、飲料、緊急食などは出発前に揃えておきましょう。
  8. 自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう

■長野県「登山者への5つのお願い(PDF:271KB)」
■富山県「登山にあたっての5つのルール(PDF 97KB)」
■山梨県「登山者が徹底する5つのルール」

長野県、富山県、山梨県からは以下の『5つのルール』が掲載されています。

必ず事前に登山計画書を届出しましょう

  1. 体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。
    • 日ごろの体調管理に加え、当日の検温を。
    • 少しでも風邪症状があったら入山を控えましょう。
  2. 山小屋・テント場の営業確認、事前予約を徹底すること。
    • 山小屋泊の場合は必ず事前予約しましょう。
    • テント場利用の場合も事前に連絡を。
  3. 十分に難易度を落とした山選びをすること。
    • 登山中に体調を崩すと、救助・医療体制に負担をかけ、山小屋の営業にも影響を与えます。
  4. 混雑を回避する登山計画により行動すること。
    • 混雑期を避け、少人数のパーティーで入山。
    • 宿泊、休憩場所ではマスクを着用し、他の登山者と一定の距離をとりましょう。
  5. 感染予防グッズを携行し、ゴミは持ち帰ること。
    • 消毒液、体温計、マスク、シュラフ、使い捨て手袋、多めの水、密閉ゴミ袋等が必要です。
    • 山小屋がルールを定めている場合は従いましょう。情報収集山選び行動計画装備

【参考-自治体の情報など】

参考まで、自治体のサイト・情報などを紹介します。

■長野県

山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html

■富山県

生活環境文化部 自然保護課 登山者の皆様へ富山県からのお願い
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1709/kj00022116.html

■山梨県

新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づく協力要請
https://jma-sangaku.or.jp/documents/200602RequestFRMYamanashi.pdf

■東京都

新型コロナウイルス感染症対策サイト
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ〜「新しい日常」が定着した社会の構築に向けて〜
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1007942/1007957.html

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